2008年8月16日土曜日

成長DNA

先日、あるA社の出身者と10年ぶりぐらいに話す機会がありました。
ゼロから10人ぐらいのプラクティスを立ち上げて、ビジネス順調。
しかし、会社としてはその規模で収益性高くやっていれば十分ということらしいのです。

A社のDNAは、「成長なくして存在意義なし」、「Change or Die」、「Up or Out」です。
このDNAをすりこまれ、洗脳されたA社卒としては、いまの環境がたまらなく気持ち悪く、精神衛生上よくないとのことです。

聞いていて、気持ちがわかるだけに、笑ってしまいました。
楽な状態が気持ち悪くなるDNAとは?
まさに「三つ子の魂、百まで」。
DNAは不滅です。

2008年8月8日金曜日

Client Facing

A社では、組織を成長させ、人を育て、公平に評価することが重要でした。
そのため、上のポジションにあがるほど、組織運営のための時間をより多く使うことになります。
成長プランの討議、社内研修に運営者や講師として参加、夜中まで白熱した議論が続く評価会議・・・。
マネジメントの仕事はこういうものです。
一方で、1プロフェッショナルとして、現場で過ごす時間が少なくなるのは、とても居心地が悪いものです。
常に、「プロフェッショナルとしての提供価値はなにか?」を問われているので、ただのマネジメントおじさんになると、いたたまれないのです。

S社では、小規模かつフラットであるがために、9割以上がClient Facing Time(クライアントのための活動時間)です。
組織の成長ドライバーはA社のように働きませんが、ライフワーク的にプロフェッショナルとして技能と経験とネットワークを広げるには、このような環境もなかなか快感です。

なにを仕事に求めるかによって、同じプロフェッショナルでも感じ方は違ってくるのでしょう。