2009年3月29日日曜日

【奇人列伝】 MM氏

MM氏は、A社ひとすじ約3X年のリーダーでした。
セールスを手伝ってくれるということで某社に提案に行きました。
質疑も佳境に入り、当方も懸命に説明をこころみます。
すると、なにやら自分の足に何かが当たります。
気のせいかと思いながら話し続けると、「痛い!」というほど蹴られました。

どうやら、MM氏からするとセールストークとしてなっていなかったようです。
こちらもよもや机の下でけられるとは思いもよらなかったのでびっくりしました。

さすが、水面下での戦いがくりひろげられる外資系で成功した方です。
その独特さに脱帽しました。

残念ながら、この提案は負けてしまいましたが・・・。

2009年3月15日日曜日

【奇人列伝】 TS氏の勝ちパターン

A社に入社した新人の私にとって、はじめてのプロジェクトがはじめての社会人経験でありました。
世の中の常識のなんたるかを知らない、ただのうすらぼんやりの私にとって、プロジェクトマネジャーTS氏はカッコよく絶対的存在でした。

配属初日、TS氏はやおら「勝ちパターンを言ってみろ」と聞いてきました。
「ダントツぶっちぎりです」と答えると、目を細めて「よし!」とうなづいていました。
「他力本願です」と答えた人には、ずっこけていました。

とにかく気合が好きで、お昼をご一緒すると鰻か肉。
プロジェクトメンバーも自然と体育会のノリになります。

ある飲み会で、いよいよ「TSさんの勝ちパターンは何ですか?」と一同聞きました。
すると、
「まっくらな部屋に俺だけひとりポツンと座って、じーっとじっとじっと念じて念じて
相手を念じ殺す!

マジでこわかったっす・・・。

2009年3月14日土曜日

異邦人

モノカルチャーは危険です。
エンロン問題をトリガーに消えたアンダーセンは、他の大手会計事務所が合併を繰り返したのとは一線を画して純血で成長しました。
ベクトルが同じで、みんなのパワーを結集すれば成功するという環境では、モノカルチャーはハイパフォーマンスです。
一方で、なにか問題が起きたとき、ダウントレンドのときに、モノカルチャーは信じられない脆さをみせます。
日本企業も、日本人ばかり・同じ会社の生え抜きばかりのモノカルチャーで高度成長期は成功しました。
1990年のバブル崩壊後は、アップダウンの激しい環境下で、かなりモノカルチャーの負の面が出てきているように思います。

社外取締役などは、まさにモノカルチャーに別の血を注ぎ込み、特にいまのようなダウントレンドにおいて意味をもつガバナンス手法でしょう。
モノカルチャーには、異邦人が必要なのです。
異邦人がどれだけ流動し、あるいは流動によってどれだけ異邦人が誕生し、モノラルをカラフルにしていけるかで、日本のこれからの活力が大きく変わると思います。

異邦人としてのプロフェッショナルや、異邦人を生み出すプロフェッショナルの活躍の場も増えていってほしいものです。

2009年3月8日日曜日

成長する理由

A社はなぜ1990年代から、あれだけ連続的に大きく成長してきたのでしょうか?
  • セールスマインド(営業専任はほとんどいない。プロジェクトメンバーは、デリバリーをしながら次フェーズを売る、他の案件を売る、という習性をたたきこまれる。)
  • 自己規律(グローバルに一律の方法論・スタンダードに固執。お客や競合他社からは、まるでアンダロイドだと言われる。)
  • 変革パラノイア(中の人間ですらあきれるほどコロコロと組織を変え、戦略を変え、社名を変え、非公開から公開にまでなる)
この3つが大きかったと思います。

いまいるS社は、ビジネスモデルが違うので、次のような点が成長ドライバーになるのではないかと考えています。
  • One Global Team and Database
  • Gold Standard
  • Power of Networking
そのうち、具体例をもとに検証してみます。

2009年3月7日土曜日

ふと、原点に帰りたくなるとき、このスピーチを聞きます。
何度聞いても、感動します。

思えば、私がさんざん回り道をして、25歳にしてようやく社会に出てコンサルティングA社に入ったのも、スティーブ・ジョブスが縁でした。
私にとっては、神です。

2009年3月1日日曜日

Firm History

PSFの歴史をみると、その会社のDNAがなんとなく伝わってきます。
このDNAは、けっこう強烈です。
コンサルティング会社を買収しても、なかなか融合が難しいのは、DNAが濃いからです。