2009年6月28日日曜日

専門家の価値

プロフェッショナルの価値は、素人考えで「自分でもできるさ」とやってみてヤケドをしたときに、肌身に感じてわかるものだと思います。

トラブルに巻き込まれたときに弁護士に相談。
自我流プロジェクトで失敗したときにコンサルタントに応援を頼む。
お金の相談をFPや税理士にする。

プロフェッショナルにFeeを払うことをケチったばかりに大ヤケドしたりします。
また、プロフェッショナルを使うことが、プロフェッショナルを育てることにもつながります。

往々にして、人間は痛い思いをしないと行動しないものです。
早めに相談、内容によってはアドバイザー、顧問的に長い目で関係をつくり、プロフェッショナルを味方につける。そんなプロフェッショナル業の好循環構造ができるといいなあと思います。

2009年6月6日土曜日

苦汁その2

あるノンバンクの仕事をしていたとき、ビジネスサイドと主にプランニングを進めていたため、通称CIOと電算部長を敵に回しました。

こちらは、一緒に進めていかないとプロジェクトがうまくいかないことは明らかなので、コミュニケーションをとり、Buy in を得ようとしますが、関係は悪化するばかりです。

あるミーティングでは、通称CIOが「私は、コンサルタントは芸者でしかないと思っているんだよ、キミ」と言いました。驚くべきことに、CIO氏の横には本邦大手コンサルティング会社AB社のMDが暗い目つきをして鎮座しているのです。聞けば、CIO氏の側近的に長くこの会社で仕事をしているとのこと。CIO氏と芸者の珍妙な組み合わせでした。
その後、CIO氏は勇退されたのか、いつのまにかおられなくなりました。賢そうなことを沢山おっしゃっておられましたが、CIOらしい成果をどれぐらい残されたのかは、私にはいまもわかりません。

別のミーティングでは、電算部長氏に「お客をなんだと思っているんだ!」とすごまれました。権力をふりかざす典型的電算部長です。この会社のシステムを憂える言葉を再三発しておられましたが、あっさり見切りをつけて別の会社に行かれました。

こちらも青かったので、どっちもどっちですが、CIOや電算部長という「プロ」であれば、言ったことについて筋を通す矜持を見せていただきたかったと思います。
あの不毛な議論の数々はなんだったのでしょう?
そして、AB社の芸者コンサルタント。その後明るい目つきになっていることを祈ります。