2010年3月1日月曜日

【鉄則】Don't take it personal!

プロフェッショナルサービスは、プロとして対価を得てサービスを提供するので、クライアントも多くを、そして高いレベルの結果を求めます。

ともすれば、期待はずれということで、さまざまなプレッシャーをクライアントがコンサルタントにかけてきます。

さらに、クライアント内の政治にまきこまれたりすると、コンサルタントは板ばさみになったり、いわれのない攻撃を受けたりします。

私にも、IT側とビジネス側の典型的な対立構造の間に立って、理不尽な思いを強いられたことが多々あります。

そんなときに外国人上司に言われたのが、Don't take it personal!

「クライアントに評価されたい、貢献したい」というのがコンサルタントの行動原理なので、攻撃されると「自分に非があった」、「もっと自分がうまくやっていれば」と自分を責めがちになります。

もちろん、自分に非がある場合には、それを正して向上するのは当然です。

しかし、理屈でない状況においても同じように考えていると、早晩まいってしまいます。


そうしたケースでは、チームとして役割を変えたメンバーを配置して対処するとか、組織としての対応が必要なのです。

決して、「私が」の世界に入り込んではいけません。


プロフェッショナルサービスを永くキャリアとして、長期的にクライアントをハッピーにするための鉄則だと思っています。

2010年2月14日日曜日

bcc

電子メールにbccという機能があります。
もともとは、black carbon copyだったと思うのですが、ほかの人に知られずにこっそり回覧する場合に使います。

bccを使うケースで、前向きな場合はあまりないように思います。
また、bccでメールを受け取った人も、「この送信人は、ほかのときには自分が知らないところで、自分に関連したことをbccで誰かに送っているかもしれない」と疑心暗鬼になります。

送信先に知られずに回覧する場合、いったん送ったメールそのものを、回覧したい人に転送するのがベストではないでしょうか。

コミュニケーションは、人間の心理の上に成り立っているので、そうした配慮も大切なように思います。
いったん生じた不信感は、なかなか払拭できないものですから。