2008年8月8日金曜日

Client Facing

A社では、組織を成長させ、人を育て、公平に評価することが重要でした。
そのため、上のポジションにあがるほど、組織運営のための時間をより多く使うことになります。
成長プランの討議、社内研修に運営者や講師として参加、夜中まで白熱した議論が続く評価会議・・・。
マネジメントの仕事はこういうものです。
一方で、1プロフェッショナルとして、現場で過ごす時間が少なくなるのは、とても居心地が悪いものです。
常に、「プロフェッショナルとしての提供価値はなにか?」を問われているので、ただのマネジメントおじさんになると、いたたまれないのです。

S社では、小規模かつフラットであるがために、9割以上がClient Facing Time(クライアントのための活動時間)です。
組織の成長ドライバーはA社のように働きませんが、ライフワーク的にプロフェッショナルとして技能と経験とネットワークを広げるには、このような環境もなかなか快感です。

なにを仕事に求めるかによって、同じプロフェッショナルでも感じ方は違ってくるのでしょう。