プロフェッショナルサービスは、プロとして対価を得てサービスを提供するので、クライアントも多くを、そして高いレベルの結果を求めます。
ともすれば、期待はずれということで、さまざまなプレッシャーをクライアントがコンサルタントにかけてきます。
さらに、クライアント内の政治にまきこまれたりすると、コンサルタントは板ばさみになったり、いわれのない攻撃を受けたりします。
私にも、IT側とビジネス側の典型的な対立構造の間に立って、理不尽な思いを強いられたことが多々あります。
そんなときに外国人上司に言われたのが、Don't take it personal!
「クライアントに評価されたい、貢献したい」というのがコンサルタントの行動原理なので、攻撃されると「自分に非があった」、「もっと自分がうまくやっていれば」と自分を責めがちになります。
もちろん、自分に非がある場合には、それを正して向上するのは当然です。
しかし、理屈でない状況においても同じように考えていると、早晩まいってしまいます。
そうしたケースでは、チームとして役割を変えたメンバーを配置して対処するとか、組織としての対応が必要なのです。
決して、「私が」の世界に入り込んではいけません。
プロフェッショナルサービスを永くキャリアとして、長期的にクライアントをハッピーにするための鉄則だと思っています。