私は金融グループにいたのですが、そのグローバルヘッドは、アメリカ人→ドイツ人→イギリス人→フランス人とバトンタッチされていき、世界の覇権争いの歴史を連想したものです。
ドイツ人KHF氏は、なかなかのやり手で、長く学生をした後に30歳手前で入社し、めざましい出世をとげました。
冷酷というわけではないのですが、ドイツ人らしいカッチリとしたマネジメントで、英語も流暢ではないものの力強い演説で、彼の話を聞くとつい「ハイル ヒ○ラー!」ならぬ「ハイルKHF!」とつぶやいてしまうのでした。
彼の本拠地がフランクフルトなので、中枢メンバーもフランクフルトに駐在していて、聞くとアメリカ人もドイツではドイツ語を話すことを強要されていたとのこと。
さすがです。
彼の言葉で忘れられないのは、"We cannot work harder, but we can work smarter."というものです。
奇人というわけではないのですが、印象深いリーダーでした。
