2009年9月20日日曜日

2009.9.17 日経 朝刊

苦しみぬいて何かをつかんだ人の言葉は、重いですね。

1.スポーツ面の豊田泰光氏(野球評論家)のコラム

「人間、体で覚えるという以上の確実な教育があるだろうか、と思う」
飢えの体験があるから、白いご飯のありがたみを忘れない。
胃袋の記憶は、いつまでも薄れない。
「負けて野球を知り、飢えて食を知った。
人間は理性の生き物だというが、結局は痛みが一番の師匠なのかなあ、と思うことがある。」

2.経営者に聞く-永守重信氏(日本電産社長)

今年1-3月期の赤字が判明し、「夜中に何度も目が覚めるほど苦しんだ」とのこと。
その後の生産性改善活動によって、いまでもリーマンショックに「感謝したいぐらいだ」。


どちらも、超一流の「プロ」ですが、その強さの源泉は、苦しみをチャンスととらえられるポジティブな精神でしょう。
私も、夜中に目覚める悩みを味わうことがありますが、長い目で見たときにそれに感謝できるようにしたいものです。