2008年6月4日水曜日

リーダーの哀愁

これまでのクライアントの中で、当然ながらいろいろな人がいました。
大組織の中で、男気のある人(女性の方、ごめんなさい)、筋を通す人はそう多くはありません。

振り返ってみると、こちらが感動するような人格をもっている人は、悲しいことに必ずしもそれに見合った処遇に恵まれているわけではありません。

リーダーとして、愛をもって部下に接し、能力的にもすばらしいものを見せたKさんはプロジェクト後に会社を去りました。
社内の混乱でプロジェクトが遅延しつづけ、リーダーとして「生き恥をさらすようだ」と思いながらも最後まで見届けて潔く去ったTさん。プロジェクトの遅延を部下に伝えるときに涙を流してすまながった人です。

人間の高潔さと、世間のみる成功とは、必ずしもリンクしないという現実が、そこかしこにありました。
リーダーの高潔さが報われるケースが1つでも増えてほしいし、そのためにプロとして貢献していきたいものです。