2009年12月6日日曜日

ハードワークと成長

労働時間をどう考えるかは、難しい問題です。
コンサルティングの仕事を例にとれば、やればやるほどキリがありません。
報告会の前に徹夜続きなど、当たり前です。
大規模システムの移行作業に従事していた時は、ピーク時に週に1度ぐらいしか帰宅しませんでした。

マネジメントは、異常な働き方をなくそう!と掛け声をかけます。
9 to 9 運動とかいって、せめて朝9時から夜9時で仕事を終えるようにしよう、というのもありました。
実際には、9 to 翌朝の9 などと笑えない話もありました。

おそらくハードワークで、朝布団の中で脳出血で亡くなった若者もいました。
体力的に不利な女性は、体調をこわしてやめていったり、バックオフィスに移りました。
産業医の先生は、精神的にまいらないようにさかんに啓もう活動を行いました。

一方で、ある時期に根をつめて取り組むことで、飛躍的に成長することもあると思います。
この状態は、けっこう恍惚感のある状態です。
それを紋切的に「仕事はここまで!」といってやめさせるのも違和感があります。

肉体と精神の限界に近いことを示す警告灯のようなものがあれば、否応なしにストップできるのでしょうが、そうもいきません。
自分にとっては永遠の課題です。